歩く_草花_想う by tadashian

健康のためノルディックウォーキングに励むシニア、如何にして就業寿命を伸ばすか考える毎日と雑感

地域格差の人類史(5)

こんにちは、そして、こんばんは、ただっしゃん(@tadashian1)です。 当ブログにお立ち寄り頂き、誠にありがとうございます。

 

神話が帝国を生み出した話をしました。

支配者が王国・帝国を支配するために必要なツールとは何でしょうか。

それは書記体型(文字)と貨幣があります。

コニュニティーが小規模で、人数が少なければ、「文字」というものは必要ありません。でも、人口の規模が大きくなり、王国や帝国になると、つまり遠くの、そして多くの人との通信手段には、「文字」がどうしても必要になります。それは・・・

  • 法律をすべての人に示すため
  • 税金を徴収するため

例えば、法律を100か条、伝言ゲームで広めるのは現実にはとても、無理です。やはり当時でしたら粘土板に書いてすべての人に示した方が合理的です。

また、何といっても税金を徴収するのに文字が必須となります。サピエンス全史の著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏は述べています。サピエンス全史(上)157頁

何十万人もの人達の税を徴収するには、様々なデータを集めることが絶対必要だった。人々の所得や財産についてのデータ、なされた支払いについてのデータ、滞納金や負債、罰金についてのデータ、割引や控除についてのデータなどだ。 これらが積み重なると膨大な量になり、それを保存して処理しなければならなかった。

 

文字を最初に発明したのはシュメール人と言われています。

www.y-history.net

民族系統は不明だが、メソポタミア地方南部(ティグリス・ユーフラテス川下流)で都市を形成し、メソポタミア文明の基礎を築いた民族。紀元前4000年紀(前3000年代)の終わり頃、メソポタミア地方南部の平野部で、麦類やナツメヤシの栽培、牛や羊、山羊、豚などの飼育を行い、キシュ、ウル、ウルク、ラガシュなどの最初の都市国家を生み出した。その民族系統は不明で、前4000年紀前半にメソポタミア南部に移動してきたと考えられている。

またシュメール人は、楔形文字を生み出し、最古の神話「ギルガメシュ叙事詩」を残しており、最近では多数出土した粘土板でシュメール法典の存在が注目されている。

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記号・文字を使って情報を保存しなくてななりません。最初は数字や、年月日・大麦・小麦等の区別が出来ればよかったのですが、それだけでは済まなくなります。

楔形文字、これは紀元前3400年頃に発明され、メソポタミア文明地域全域で3000年にわたり使用された文字となります。王様はこの文字をつかって命令するようになります。

文字が発明されたことによって詩を書いたり、歴史を記述したり、物語をかけるようになります。また、予言の書を書くことができます。料理本やレシピ本も書けます。

また、文字は人口の記録や税金の記録データとして保存することも出来ますね。

 

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次に重要な発明に貨幣の登場があります。硬貨や紙幣をイメージしますが、かつては貝殻や牛、塩、かつての日本では米がありましたね。

貨幣の本質についてハラリ氏は述べます。サピエンス全史(上)220頁

貨幣は多くの場所で何度も生み出された。その発達には、技術の飛躍的発展は必要ない。これは純粋に精神的な革命だったのだ。それには、人々が共有する想像の中だけ存在する新しい共同主観的現実があればよかった。

 つまり、みんなでこの紙切れ・金属片は価値があるよ、と思い込むという精神的革命だったわけなのです。

誰もが貨幣を欲しがるのは、他の誰もがやはりいつも貨幣を欲しがるからで、そのおかげで人は貨幣を出せばほしいものや必要なものをなんでも手に入れられる。

サピエンス全史(上)221~222頁

 

私たちが全員それ(貨幣)を信頼しているのは、王がそれを信頼し、それで税金を払うように要求するからであり、また聖職者がそれを信頼し、それで、10分の1税を払うように要求するからだ。

なんだか、10%消費税みたいですね・・・ 

サピエンス全史(上)224頁

1ドル紙幣を手に取って、念入りに見てほしい。そうすればそれが、一方の面にアメリカ合衆国財務長官の署名が、もう一方の面には「我々は神を信じる」というスローガンが印刷されたただの紙切れにすぎないことが分かる。

お金はただの紙切れなのです。その一方で、その紙切れでほぼすべての物を買う事が出来ます、だから皆欲しがります。貨幣が登場したことで社会はどう変わったのでしょうか?

サピエンス全史(上)223頁

貨幣は簡単に、しかも安価に、富を他のものに換えたり保存したり運んだりできるので、複雑な商業ネットワークと活発な市場の出現に決定的な貢献をした。貨幣なしでは、商業ネットワークと市場は、規模も複雑さも活力も、非常に限られたままになっていただろう。

 

 

物々交換では現代の経済は成り立たなかったことは明白ですね。

王はこれで徴税が容易になりました。お金を効率よく集めることが出来るようになったのです。これは支配者が好きな時にいつでも増税できる(特に私服を肥やすため)ことを意味します。でも、歴史は増税・重税によって革命がおこり、世の中が混乱してきたことも知っています。

 

日本全国の国税局や税務署を検索できる情報サイト、パブリネットより

https://www.homemate-research-tax.com/useful/22505_tax_005/

世界の各国で実施されてきた税制には、現代の感覚では悪政とも言える重税が課せられたケースが多くあり、重すぎる税の軽減を求めた反乱がたびたび発生しています。それが歴史的事件に発展した例としては、16世紀にオランダがスペインから独立したオランダ独立宣言、17世紀イングランド清教徒革命、18世紀のアメリカ独立宣言やフランス革命などが挙げられます。これらの原因になった国民の不満は、主に重税によるものです。また、中世ヨーロッパでは聖職者や貴族など一部の特権階級が免税になっていた場合があり、こうした不公平さも国民の不満を蓄積する原因になったと考えられています。

 え、国税局や税務署がこんなこと・・・、日本は増税に進んでるんじゃ、・・・ないの・・・?

 

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