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「社会的スティグマ」を考える

こんにちは、ただっしゃん(@tadashian1)です。

 

今回はこのコロナ禍がなければ、多分、知らなかったであろう「社会的スティグマ」という言葉について、考えてゆきたいと思います。

 

ja.wikipedia.org

スティグマの語源はギリシア語奴隷犯罪者反逆者などにつけられる烙印の事を指す。烙印を押された人が反道徳的であったり、穢れているという事を明確にする事を目的として押され、烙印を押された人との交流は避けるべきだという社会規範が背景にはあった 

スティグマは必ずしも個人の属性を正確に捉えるわけではなく、誤った知識によりレッテルが張られることもある

スティグマを科されたことにより個人の行動態度、また感情思想にも影響が出る事が報告されている。研究によると、スティグマを科された人は、社会がそのスティグマから期待するような行動や態度に自ら合わせる傾向があるというスティグマ偏見や差別を引き起こす事から、躁鬱などの精神障害の原因となり得ることも報告されている。また、自尊心を低下させるなど、スティグマは個人のアイデンティティに大きく影響をもたらす。差別や偏見に対する恐れから、スティグマ化された自身のアイデンティティを隠したり、消そうとする事により差別が内面化される事もある。このようなスティグマアイデンティティの関連性は社会学ラベリング理論と関連して広く研究されている。

 

“社会的スティグマ”、日常ではあまり聞きなれない言葉ですね。私は今まで知りませんでした。英単語の直訳では、汚名・烙印といった意味になるそうです。もともとは奴隷や家畜に押された焼印(!)に由来し、またキリストが十字架で受けた傷あと(!)なども指す言葉とされています。

 社会において、何らかのレッテルを貼られることから差別や偏見の対象として扱われてしまうようになることを指します。レッテル貼りは、民族や外見、障害などであることもあり、あるいは、何らかの病気の罹患ということもあります

 

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Image: visiostyle/Shutterstock.com

新型コロナウイルスの症例が連日報告され続けている中で、恐怖と誤情報は、ウイルスそのものよりも急速に広がり続けています。有害なステレオタイプ(先入観、思い込み、認識、固定観念、レッテル、偏見、差別などの類型化された観念)に助長されて、またメディアでの誤った、または誤解を招くような報道等が、社会的に疎外された集団で感染症の爆発を引き起こした痛ましい歴史を想像させるような、差別と暴力(言葉の)を再び引き起こしています。

最近の過去の事例でいえば、HIVエイズとか当てはまるのではないでしょうか。

以前私は、こんな記事を書きました。

 

www.tadashian.com

 

 私の住んでいる田舎の地方都市でもコロナウイルス感染症の患者が発生しました。問題はその感染経路です。これはネットではなく、口コミなのですが、なんとその患者をトレースすると県外のキャバクラに行き着いたそうです。そこからその家族の感染が確認されたとのことです。口コミはもっと詳しい情報事情を私に伝えています。(ここではとても記述できないのですけど・・・)キャバクラなので、興味本位の部分も大ありなんですけどね。

 問題は保健所のコロナウイルス相談窓口の問い合わせのあった内容での内訳です。それはなんと「患者の名前を公表しろ!」が3分の1を占めていたそうです。 

と記しました。

この以下の部分はわが町での、あくまで「噂」の続き、です。

 この方は、先日、自殺されたそうです。コロナから回復して退院もしてたのに・・・わが町(田舎の地方都市)での第1号の患者で、キャバクラが感染元と言う事で関心が一挙に高まったとの事です。でもさらに問題になったのが、実は彼は不倫の最中だったとの事でした。

社会的スティグマを背負ったのです。家にはこの街から出て行け等の貼り紙が・・・奥様とは当然、離婚して現在、精神を病んでいると聞いています。子供も学校でいじめられていたそうです。(子供があまりにも可哀そう)

自業自得との意見も当然あるでしょう。自粛警察フル稼働です。ネットも怖いのですが、田舎では口コミももっと怖いのです。彼の自殺は必然だったのでしょうか。社会的制裁は受けていたとは言えないでしょうか。彼を死に追いやったのは「村八分」や「魔女狩り」と言えないでしょうか。自殺という選択肢しか彼にはなかったのでしょうか。社会的スティグマや差別で彼の命が奪われたとはいえないでしょうか。もっと別の道(選択肢)もあったのではなかったかと思うと悔やまれてなりません。

 

今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行では、その感染初期においては、まだ中国の武漢市や日本でのダイヤモンドプリンセス号に留まっていた時期では、ヨーロッパ各国やアメリカで合衆国はアジアからの旅行者に対する拒否反応がありました。それは旅行者に留まらず、アジア系住民に対してまで広まっていました。私はこれを忘れてはいません。