歩く_草花_想う by tadashian

健康のためノルディックウォーキングに励むシニア、如何にして就業寿命を伸ばすか考える毎日と雑感

人間と感染症の将来について考える

 こんにちは、tadashianです。

 

***コロナウイルス対策感染症対策の休暇に入ってもう1週間も経ってしまったと、自分でも驚く、今日この頃です。***

 

 以下、8年くらい前に読んだ「2050年の世界:英『エコノミスト』誌は予測する」を読んだのを思い出しました。まさにその予測が進行中だと想い、ブログに記します。

 

 未知という恐怖が人々にどのような影響を与えるか、まざまざと見せつけられる日々です。今回あらたに出現した新型コロナウイルスによって。

 現在ある既存の薬剤という刀をも竹光に変えてしまうのですから。

 

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/43626">acworks</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

 伝染病は悪しきにつけ時代の産物と言えます。蒙古軍と一緒に参戦した(?)ネズミがアジアからヨーロッパに「ペスト」をもたらした、と言われています。また、スペインの征服者は新世界(アメリカ大陸)に「天然痘」を解き放ち、原住民の方々を殲滅に近い状態にしたと聞きます。産業革命で繁栄を謳歌したのは人間だけでなく、不潔な環境を好むバクテリアが引き起こす「結核」をも繁栄(?)させたと言われています。

 やはり、新しい疾病が生まれる原因の一つに都市化があげられると思います。人口が過密で衛生が不十分なスラム街では感染が加速度的に拡がるためです。不衛生な都市化は微生物(病原菌)の世界制覇に手を貸していると言えるのではないでしょうか。食料のサプライチェーンがグローバルに進めば進むほど病原菌の国内に侵入の確率は高くなります。航空業界での詳しい数字は分かりませんが、少なくとも世界では年間のべ40億人以上(2018年)の乗客を乗せて、その何割かは大陸間を移動しています。まさに感染症の大陸間伝播の真っただ中と言えます。

 大事はことは、新たな伝染病(感染症)が発生するかどうかではなく、日本、いや世界がいつどのように対応するかということです。時間をかければ医療技術で対応可能だと思います。新型インフルエンザの対応のように鶏卵を使用して何か月もかけてとか・・・ですけど。

 今は大流行が発生する前にウイルスを封じ込めるしかないと思います。

 本書にも書いていますが、私は新型ウイルスと同じくらい恐ろしいのは、ありふれた病原菌が無敵モードになることだと思います。抗生物質を乱用すればその上を行く耐性菌が発生するということは随分前から言われています。手っ取り早く家畜を太らせるために畜産工場では大量に使用していると聞きます。わざわざ、人間は病原菌を抗生物質の無敵モードにさせる環境のお膳立てをしていると言わざるを得ないからです。現に黄色ブドウ球菌ペニシリン耐性は80%(1990年)を超えたを言われています。つまり、膝を擦りむいたような軽い怪我でも深刻な症状に移行するかも、ということです。

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/514080">カメラ兄さん</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

 新型コロナウイルスにしろ、新型インフルエンザにしろ、スーパー耐性菌にしろ未知なるものは怖いです。

 でも、確実に100%予測可能な次の2つの潮流も恐ろしさでは負けていません。それは人類が①日本だけでなく、世界的に高齢化が進むことと、②深刻な肥満化の道を歩んでいるということです。

 2050年の時点での60歳以上の人口は20億人を超え現在の3倍になるということです。つまり世界の5人に一人が60歳以上になるのです。すでに現在(2017年時点)約7億人が60歳以上なのです。

世界では8人に1人が60歳以上である。
男性人口が女性と比べて多いこの世界で、女性100人に対して男性は102人暮らしている。 国連人口基金の「世界人口白書2017」によると、先進国の人口は12億6000万人、後進国人口は62億9000万人、世界人口は75億5000万人である。2018/10/01
 

世界人口白書 世界の8人に1人が60歳以上TRT日本語

https://www.trt.net.tr/japanese/jian-kang-sheng-huo/2018/10/01/shi-jie-ren-kou-bai-shu-shi-jie-no8ren-ni1ren-ga60sui-yi-shang-1059563 

トルコ・ラジオ・テレビ協会オフィシャルサイト様HPより引用させていただきました。

 高齢化は肉体の虚弱化をもたらします。現にコロナウイルスの死亡例は高齢者が多くを占めています。でも最も困難なのはアルツハイマーを筆頭とする認知症の対応に迫られることです。現在私自身認知症の親の対応中なので・・・。肥満による損害は糖尿病、心臓疾患のかたちで現れると思います。これらは全世界規模で進行していくでしょう。

 将来に向けての希望としては医療機器の進歩が治療を激変させるでしょう。例えば外科手術が行われることは稀になると思います。なぜなら超小型の機器が体の中に入り込んで、腫瘍を切除したり臓器を修復したりする事になると思われるからです。

 2000年、二つの研究グループがヒトゲノムを解析したとアナウンスしました。当時はゲノムが病気の全貌を暴きオーダーメイド医療の時代が到来する、とマスコミは書きたてました。が、残念ながら現時点では実現はされていませんけど・・・。近い未来では血液検査やレントゲン検査のように手軽に遺伝子検査を受けられるようになるのではないでしょうか。そして遺伝子検査は病気の原因を特定して治療法を発見するための強力なツールになるだろうと思います。

 章の最後はこう結ばれています。「私たちは歳を取り続け、ウイルスは進化し続け、病気は人間と国家を苦しめ続けるだろう。しかし、新旧の疾患と立ち向かう時、より多くのアイテム(武器)を持っているのは、過去の人間ではなく未来の人間のはずだ。」と。